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補強用外ケーブル
 SEEE/補強用外ケーブルは、SEEE/F型ケーブルの応用開発として、PC鋼材に防錆油を塗布し、耐候性を有するポリエチレン樹脂を密着させて被覆した完全防錆型ケーブルです。ケーブルタイプには、コンクリート橋をはじめとし、多くの実績を持つスタンダードなケーブルであるF−TS型、高疲労強度を有し、比較的応力振幅の大きい鋼橋に適したケーブルであるF−PH型があります。
 これまで、外ケーブル方式による橋梁補強工法あるいはPC吊床版橋に多く使用されてきた補強用外ケーブルですが、近年、PC吊床版を利用したPC曲弦トラス橋、自碇式PC複合トラス橋や二重張弦桁橋という斬新な構造形式にも採用されています。橋台間に張り渡す1次ケーブルは、架設時にはテンションロッドを接続して背後の橋台パラペットに定着(他碇構造)しますが、完成時には橋体に定着し、橋台の1次ケーブルを解放することで、水平力が橋体で受け持たれる自碇構造となります。ケーブルをナット定着でき、且つ、耐久性に優れた補強用外ケーブルを使用することにより、この構造系変換作業が可能となります。
 以上のように、補強用外ケーブルについては、既設構造物あるいは新設構造物において、今後も使用用途の拡大が期待されます。
構造系変換手順
   
  @  本設側定着ナットの定着
  A  仮固定コンクリートの撤去
  B  架設ケーブルの段階解放
  C  架設ケーブルの撤去
施工例

橋 梁 名:巌門園地園路橋
施工場所:石川県
構造形式:PC曲弦トラス橋
橋  長:39.0m(支間:37.0m)
幅  員:2.3m
完 成 年:2001年


橋 梁 名:青雲橋
施工場所:徳島県
構造形式:単径間PC複合トラス橋
橋  長:97.0m(支間:93.8m)
幅  員:6.3m
完 成 年:2004年


橋 梁 名:青春橋
施工場所:群馬県
構造形式:PC単径間二重張弦桁橋
橋  長:60.1m(支間:54.5m)
幅  員:2.0m
完 成 年:2006年